2016年5月10日火曜日

Far Apart













- Far Apart - (1995-1999?)

Kalle Nyman - vocals,bass
Mats Ömalm - guitar
Stefan Sundström - guitar
Tomas Nilsén - drums (1997-)

Past Members
Tomas Turunen - drums (1995-1996?) 
Isse - bass (1995-1996?)
Patrik Heikkinpieti - drums (1997?)





スウェーデンってかっこいいバンド多いですよね。

ということでスウェーデンはルレオのFar Apartです。

活動は1995年~1999年頃まで。

1995年、ギターのMats Ömalmが新たに自身のバンドを組むことを決意し、

ボーカルのKalle Nyman、ギターのStefan Sundström、ドラムのTomas Turunenに声を掛け、

The CureApartという曲の歌詞からバンド名を取り、Far Apartを結成しました。

最初の内はベースがなかなか見つからなかったそうですが、

Matsの友人だったIsseという人が名乗りを挙げ、ひとまずバンドとしてのスタートを切ります。

が、バンドとして音を出してみたところ、Isseのベースはテクニック志向で

バンドが目指す音とは相性がよろしくなく、それによりメンバー間の仲も

微妙な感じになってしまいます。

そんな中Tomas TurunenがHim Keroseneへの加入と共にバンドを脱退、

Kalleの友人のPatrik Heikkinpietiが新たにドラムとして加わります。

ちなみにHim Keroseneは日本のCowpersとスプリットを出してたりするバンドで、

初期はFiresideのメンバーも参加してたりします。

そして結局Isseも脱退しそれに伴い、ボーカルのKalleがベースも弾けるということで

ベースボーカルに転向します。

が、すぐにドラムのPatrikは脱退してしまい、

新たにShinedustというバンドで活動していたTomas Nilsénをドラムに迎えます。

新体制になったFar Apartは大名盤、hazel 7"のレコーディングへと乗り出します。





ということで音源の話に移ります。

実はhazel 7"の前にデモ音源を2つ出してるそうです。

ソースはここ

1つはセルフタイトルのもの、もう1つはLa Tragedia Di Un Yomo Ridicoloというタイトルのもの。

ものごっつ聴きたい。

で、1997年11月、スウェーデンのCARCRASH RECORDS(No Looking Back Records)より

hazel 7"をリリースします。

この7インチは翌1998年5月にアメリカのcrank! A RECORD COMPANYからもリリースされてます。

ちなみにですがCARCRASH盤は青ジャケで、

1stプレス(クリア盤)と2ndプレス(クリアレッド盤)があります。

crank!盤は赤ジャケで盤は普通の黒色です。

そしてもう1つ、1998年に同じくスウェーデンのバンドであるThe John Doe Bandとのスプリット、

THE JOHN DOE BAND / FAR APART split 7"

ドイツのSNC EMPIRE(Smith & Nephew Company)と

スウェーデンのPremonition Recordsから共同リリースしています。

こっちは盤がクリアブルーとパープルのものがあります。

普通の黒もあるみたいです。

この他にもcrank!のサンプラーなどにhazelを提供していますが

全てhazel 7"収録のと同テイクなので、実質7インチ2枚でデモ以外の音源は

網羅できるという感じです。

で、Far Apartはデモ音源2つ、7インチ2つを残して1999年に解散してしまうわけですが、

アナウンスされてはいたもののリリースされなかった未発表音源が少なくとも3つあります。

UKのSPREADからの7インチ、USのcrank!からのスプリット10インチ(相手は不明)、

スウェーデンのNo Looking Back Records(CARCRASH RECORDS)からのアルバム、の3つです。

ソースはここ

これはFar Apartのホームページです。

しかもplus moreと書かれているのでこれら以外にも予定はあったっぽいですね。

ちなみにアルバムのタイトルはlast.fmによるとThe Blood Meridian Recordだそうです。

未発表であろう曲の歌詞もありました。

いつか聴いてみたいもんですね。

hazel 7"ではFugaziQuicksandDrive Like Jehu等からの影響をポップでキャッチーなサウンドに

見事に落とし込んだエモーショナルロックを聴かせてくれたFar Apartですが、

未発表音源ではざっくり言うとR&Bやソウルからの影響を反映させた感じの音に

なってるらしいです。

それと未発表のThe Smithsのカバー曲もあるくさいです。

ソースはここ(パート2)。

Far ApartのCDはないのか?という質問に対する答えの中でもうすぐ発売される

Totally Fucking The '80sというコンピに参加していると答えています。

が実際に発売されてるもののトラックリストを見る限りFar Apartの名前が載ってないんですよね。

Smithsの曲がどういう風に鳴らされてるのかこっちも超聴いてみたいですね。





youtubeからいくつか曲を貼っておきます。











メンバーのその後ですが、

Far Apart解散後、KalleはベースでHim Keroseneに参加してます。

現在はThe New Manというバンドで活動しているみたいです。

MatsについてはFar Apart以降の活動についてはよくわかりませんでしたが、

実はFar Apartと並行してSpoilerというバンドでギターを弾いてました。

このSpoilerへはTomas Turunenもドラムで参加してたりしますね。

それとTomas TurunenはBreachにも参加してたりします。

またFar Apart以降はThe End Will Be Kicksというバンドに参加してたようです。

StefanはLönndomというバンドを組んでいるみたいです。

Tomas NilsénはMachinae Supremacyというバンドで活動してます。

そんな感じです。





最後に悲しいお知らせがあります。

今回このブログを書くにあたって色々調べている中で、

Tomas Nilsénさんのlast.fmアカウントを発見したんですけど、

残念なことにバンドの中心人物だったMats Ömalmさんは亡くなってしまっているそうです。

Far Apart関連の諸々は全てMatsさんが所持していたということで、

もしかしたら未発表曲とかもこのまま日の目を見ないままかもしれませんね。

R.I.P. Mats Ömalm.

Matsさんのブログを発見したので貼っておきます。

一部しか読めませんがFar Apartでツアーを回った時のことが書かれてます。

興味がある方は読んでみてください。

スウェーデン語で書かれていますが英語に変換すると幾分か読みやすいですよ。





以下ディスコグラフィーです。





- Discography -

self titled demo (199?) self released

La Tragedia Di Un Yomo Ridicolo demo (199?) self released

hazel 7" (1997) CARCRASH RECORDS

hazel 7" (1998) crank! A RECORD COMPANY

THE JOHN DOE BAND / FAR APART split 7" (1998) SNC EMPIRE/PREMONITION RECORDS 

MY GRAMMA THINKS I'M COOL (1998) crank! A RECORD COMPANY 

STAY TUNED FOR THE HOLIDAYS (2000) crank! A RECORD COMPANY

unknown title 7" (never happened) SPREAD

Far Apart / ??? split 10" (never happened) crank! A RECORD COMPANY

The Blood Meridian Record (never happened) No Looking Back Records 

unreleased songs - Money brings out the asshole in me
                            Cheers to the art of breaking up
                            Something starting with an s
                            Prognosis
                            Booker T
                            A cover song of The Smiths


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