2016年6月19日日曜日

Three Letter Engagement







- Three Letter Engagement - (1996-1997)

Jacob Eichert - vocals
John Isaacson - guitar
Mike Chang - guitar
Paul Green - bass
Zack Eichert - drums





アメリカはカリフォルニア州ゴリータのバンド、Three Letter Engagementです。

ゴリータといえばebullitionのお膝元ですね。

活動は1996年~1997年まで。

これまた短命なバンドです。

Jacob EichertとPaul Greenを中心に結成されました。

またThree Letter Engagementと並行して

John IsaacsonはGalaxy DriveCottlestonというバンドで、

Mike ChangはStrategoというバンドでも活動していました。

Galaxy Driveはリンク先に書いてある通り、あのスティーブ青木がやってたバンドのようです。

スティーブ青木といえばThis Machine Killsとかdim mak recordsですよね。

初期dim makのリリースは結構アツいですよ。

envynine days wonderthere is a light that never goes outcross my heart

i wish i(pre-Jejune)、no knifegive until goneplanes mistaken for starskill sadieなどなど。

あとスティーブ青木的情報でいうとWaterboxerというバンドもやってたみたいです。

StrategoはSTRATAGEM RIPCORDSを運営していたDylan Ostendorfがやっていたバンドです。

DylanさんについてはRusty Jamesの時にもチラッと触れましたが覚えているでしょうか。

で、このSTRATAGEM RIPCORDSは今回取り上げるThree Letter Engagementをリリースしている

レーベルだったりします。





ということで音源の話に移ります。

まず1996年にThe Healing of Harmsというタイトルのデモテープをリリースしています。

これが唯一の単独作です。

で、翌1997年の夏頃にSTRATAGEM RIPCORDS主催によるファンジン付きのコンピCD、

WORLD DOMINATION in Thirteen Easy Stepsに参加してるんですが、

実はこの時既にThree Letter Engagementは解散しているんです。

メンバーそれぞれが違う地域へ進学したり外国へ移住したりで解散したみたいです。

また同じく1997年、STRATAGEM RIPCORDSより

3 LETTER ENGAGEMENT / A SOMETIMES PROMISE split 7"をリリースします。

A SOMETIMES PROMISEはex-Embassyのメンバー擁するバンド。

それと実はThree Letter EngagementのドラマーであるZack Eichertですが、

このA SOMETIMES PROMISEのドラマーでもあります。

ということで、以上がThree Letter Engagementの全音源になります。

が、メンバー曰く未発表曲もあるみたいです。

ソースはここ

もはやおなじみcollective zineの掲示板です。

このpaulygreenという方はお察しの通りPaul Greenさんです。

頼むからディスコグラフィー盤出してくれ~。





youtubeからいくつか音源をどうぞ。











メンバーのその後ですが、

前述の通りZackはA SOMETIMES PROMISEにドラムで参加しています。

あとのメンバーの音楽活動については全然わかりませんでした。

最近はもう音楽やってないかもしれません。

Johnはカトゥーニストとして活動してたりするみたいですよ。

そんな感じです。





以下、ディスコグラフィーです。





- Discography -

The Healing of Harms (1996) self released

WORLD DOMINATION in Thirteen Easy Steps (1997) STRATAGEM RIPCORDS

3 LETTER ENGAGEMENT / A SOMETIMES PROMISE split 7" (1997) STRATAGEM RIPCORDS

unreleased songs

2016年5月10日火曜日

Far Apart













- Far Apart - (1995-1999?)

Kalle Nyman - vocals,bass
Mats Ömalm - guitar
Stefan Sundström - guitar
Tomas Nilsén - drums (1997-)

Past Members
Tomas Turunen - drums (1995-1996?) 
Isse - bass (1995-1996?)
Patrik Heikkinpieti - drums (1997?)





スウェーデンってかっこいいバンド多いですよね。

ということでスウェーデンはルレオのFar Apartです。

活動は1995年~1999年頃まで。

1995年、ギターのMats Ömalmが新たに自身のバンドを組むことを決意し、

ボーカルのKalle Nyman、ギターのStefan Sundström、ドラムのTomas Turunenに声を掛け、

The CureApartという曲の歌詞からバンド名を取り、Far Apartを結成しました。

最初の内はベースがなかなか見つからなかったそうですが、

Matsの友人だったIsseという人が名乗りを挙げ、ひとまずバンドとしてのスタートを切ります。

が、バンドとして音を出してみたところ、Isseのベースはテクニック志向で

バンドが目指す音とは相性がよろしくなく、それによりメンバー間の仲も

微妙な感じになってしまいます。

そんな中Tomas TurunenがHim Keroseneへの加入と共にバンドを脱退、

Kalleの友人のPatrik Heikkinpietiが新たにドラムとして加わります。

ちなみにHim Keroseneは日本のCowpersとスプリットを出してたりするバンドで、

初期はFiresideのメンバーも参加してたりします。

そして結局Isseも脱退しそれに伴い、ボーカルのKalleがベースも弾けるということで

ベースボーカルに転向します。

が、すぐにドラムのPatrikは脱退してしまい、

新たにShinedustというバンドで活動していたTomas Nilsénをドラムに迎えます。

新体制になったFar Apartは大名盤、hazel 7"のレコーディングへと乗り出します。





ということで音源の話に移ります。

実はhazel 7"の前にデモ音源を2つ出してるそうです。

ソースはここ

1つはセルフタイトルのもの、もう1つはLa Tragedia Di Un Yomo Ridicoloというタイトルのもの。

ものごっつ聴きたい。

で、1997年11月、スウェーデンのCARCRASH RECORDS(No Looking Back Records)より

hazel 7"をリリースします。

この7インチは翌1998年5月にアメリカのcrank! A RECORD COMPANYからもリリースされてます。

ちなみにですがCARCRASH盤は青ジャケで、

1stプレス(クリア盤)と2ndプレス(クリアレッド盤)があります。

crank!盤は赤ジャケで盤は普通の黒色です。

そしてもう1つ、1998年に同じくスウェーデンのバンドであるThe John Doe Bandとのスプリット、

THE JOHN DOE BAND / FAR APART split 7"

ドイツのSNC EMPIRE(Smith & Nephew Company)と

スウェーデンのPremonition Recordsから共同リリースしています。

こっちは盤がクリアブルーとパープルのものがあります。

普通の黒もあるみたいです。

この他にもcrank!のサンプラーなどにhazelを提供していますが

全てhazel 7"収録のと同テイクなので、実質7インチ2枚でデモ以外の音源は

網羅できるという感じです。

で、Far Apartはデモ音源2つ、7インチ2つを残して1999年に解散してしまうわけですが、

アナウンスされてはいたもののリリースされなかった未発表音源が少なくとも3つあります。

UKのSPREADからの7インチ、USのcrank!からのスプリット10インチ(相手は不明)、

スウェーデンのNo Looking Back Records(CARCRASH RECORDS)からのアルバム、の3つです。

ソースはここ

これはFar Apartのホームページです。

しかもplus moreと書かれているのでこれら以外にも予定はあったっぽいですね。

ちなみにアルバムのタイトルはlast.fmによるとThe Blood Meridian Recordだそうです。

未発表であろう曲の歌詞もありました。

いつか聴いてみたいもんですね。

hazel 7"ではFugaziQuicksandDrive Like Jehu等からの影響をポップでキャッチーなサウンドに

見事に落とし込んだエモーショナルロックを聴かせてくれたFar Apartですが、

未発表音源ではざっくり言うとR&Bやソウルからの影響を反映させた感じの音に

なってるらしいです。

それと未発表のThe Smithsのカバー曲もあるくさいです。

ソースはここ(パート2)。

Far ApartのCDはないのか?という質問に対する答えの中でもうすぐ発売される

Totally Fucking The '80sというコンピに参加していると答えています。

が実際に発売されてるもののトラックリストを見る限りFar Apartの名前が載ってないんですよね。

Smithsの曲がどういう風に鳴らされてるのかこっちも超聴いてみたいですね。





youtubeからいくつか曲を貼っておきます。











メンバーのその後ですが、

Far Apart解散後、KalleはベースでHim Keroseneに参加してます。

現在はThe New Manというバンドで活動しているみたいです。

MatsについてはFar Apart以降の活動についてはよくわかりませんでしたが、

実はFar Apartと並行してSpoilerというバンドでギターを弾いてました。

このSpoilerへはTomas Turunenもドラムで参加してたりしますね。

それとTomas TurunenはBreachにも参加してたりします。

またFar Apart以降はThe End Will Be Kicksというバンドに参加してたようです。

StefanはLönndomというバンドを組んでいるみたいです。

Tomas NilsénはMachinae Supremacyというバンドで活動してます。

そんな感じです。





最後に悲しいお知らせがあります。

今回このブログを書くにあたって色々調べている中で、

Tomas Nilsénさんのlast.fmアカウントを発見したんですけど、

残念なことにバンドの中心人物だったMats Ömalmさんは亡くなってしまっているそうです。

Far Apart関連の諸々は全てMatsさんが所持していたということで、

もしかしたら未発表曲とかもこのまま日の目を見ないままかもしれませんね。

R.I.P. Mats Ömalm.

Matsさんのブログを発見したので貼っておきます。

一部しか読めませんがFar Apartでツアーを回った時のことが書かれてます。

興味がある方は読んでみてください。

スウェーデン語で書かれていますが英語に変換すると幾分か読みやすいですよ。





以下ディスコグラフィーです。





- Discography -

self titled demo (199?) self released

La Tragedia Di Un Yomo Ridicolo demo (199?) self released

hazel 7" (1997) CARCRASH RECORDS

hazel 7" (1998) crank! A RECORD COMPANY

THE JOHN DOE BAND / FAR APART split 7" (1998) SNC EMPIRE/PREMONITION RECORDS 

MY GRAMMA THINKS I'M COOL (1998) crank! A RECORD COMPANY 

STAY TUNED FOR THE HOLIDAYS (2000) crank! A RECORD COMPANY

unknown title 7" (never happened) SPREAD

Far Apart / ??? split 10" (never happened) crank! A RECORD COMPANY

The Blood Meridian Record (never happened) No Looking Back Records 

unreleased songs - Money brings out the asshole in me
                            Cheers to the art of breaking up
                            Something starting with an s
                            Prognosis
                            Booker T
                            A cover song of The Smiths


2016年4月7日木曜日

daredevil









- daredevil - (199?-199?)

Adam Nanaa
Bill Sprague
Nate? ????
Well? ????





indian summer、ordination of aaronのメンバーとその友達2名からなるバンド、

それがこのdaredevilというバンドであります。

パート割はよくわかりません。

意外に知られていないバンドだと思うのですが、

何というかめっちゃいいぜこのバンド!って感じのバンドでは正直ないです。

Adam Nanaa曰く、名前不明の友達2名はこれ以前も以後も

バンドを組んでいた経験は無いそう。

意外に知られていないとか言いつつも何気にライブ動画が見れたりします。

貼っておきますね。









どうでしょうか。

indian summerライクな長尺の曲にほんのり乗っかるつぶやきボーカル。

メンバーがメンバーなのでかなり期待してしまうのですが、

嫌いじゃないけどやはり諸手を挙げて大好きといえるほどじゃないです、個人的には。

リンク先のコメント欄ではライブ音源をダウンロードできるようにしてくれてる方がいますが、

残念ながらリンクが死んでいるので現在ダウンロードはできません。

※2018年11月20日追記

どうやらdaredevilにはちゃんとレコーディングを終えてリリースする予定だった音源があるらしいです。

Steve Albiniの下で録音しInterscope Recordsからリリースされる予定だったとか。

結構有名どころをリリースしているレーベルなんで本当かよとか思ってしまいますが。





ついでなのでdaredevilのサイドプロジェクトとしてAdamとBill、

Adamの兄弟のSeth、ワシントンDCで活動していたbubblejugのNateなどが

参加していたsilver horseshoesについて書いているブログも貼っておきます。

このバンドは超ローファイなカントリー風味のインディーロックといった感じです。

ちなみにbubblejugについてですが、

last.fmの方で元メンバーの方がデモ以外の全曲フリーダウンロードできるようにしてくれています。

興味ある方はチェックしてみてください。

あとindian summer関連でいうと、

slave cutというレーベルからリリースされたghost danceというコンピがあって、

indian summerの他にbraid、cap'n jazz、embassyなどが参加しているんですけど、

その中にfrom ashes of...というバンドも収録されているんですね。

で、実はこのfrom ashes of...というバンド、indian summerの変名バンドなんです。

メンバーそれぞれがindian summerでプレイしているパートとは

違うパートを担当をして演奏してるらしいです。

曲はこのコンピに提供した1曲しかありません。

デモとかもないそうです。

そんな感じです。



※2016年12月14日追記

上でfrom ashes of...に関してデモはないと書きましたが、

こう書いたのは某掲示板でメンバー本人からそう聞いたという人がいたからなんです。

がしかしですね、最近HeartattaCkファンジンの第1号を読む機会があってその中で

repercussionの広告があってindian summer、assfactor 4などの7インチと並んで

from ashes of... tapeとはっきりくっきり書いてあったんですよ。

ということはやっぱコンピに提供した曲以外にも音源あるんじゃないのと、

そういう話なわけでございます。

画像貼っておきます。